University Part-time Lecturers Union Kansai 関西圏大学非常勤講師組合 | ||
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9月13日に行われた関西大との団交の報告をします.
今年は関大の財務状況を踏まえた上で追求すべく,決算書を資料として提出し てもらい(一部ですが),それを調査して,H15年度で180億に上る余裕資金が あること(ここ五年間の消費収支差額でも35億円の黒字)をもとに,非常勤給与 の二倍化(プラス10億)を追求しました.昨年の団交の時には10年後20年後のこ とを考えているんだといって拒否していましたが,今年はそれなら具体的なシミ ュレーションを出すように求めると,何も答えられず,この問題は二回目の団交 で再度話し合うことになりました.今年は,一回の団交では終わらせず,10月に 二回目の団交を行って,検討すると答えていた問題について,引き続き追求する ことになっています.
その他,皆さんご注目の補助金の増額を給与へ反映させる問題は,やはり関大 でも補助金がまだ下りていないこと,そもそも具体的な費目ごとの補助ではない ことなどを理由に明確な回答は得られませんでした.しかし関大の場合一コマ 550円程度の増額になるはずなので,再度追求する予定です.
唯一前進したのは健康診断です.今年から出勤簿の前に掲示して希望者を募る ということです.一部負担金を取るようなことを言っているので,他の大学の例 をあげて,無料にするように言ってあります.
二回目の団交の内容は以下の通りです.
1.現行の非常勤給与の根拠(なぜ専任給与とこんなにも格差があるのか?一コ
マ分に換算して211万と40万という5.2倍の格差)を説明すること.
2.前回団交で当組合が具体的数値を提示して要求した非常勤給与の二倍化につ
き,再検討した上で,(理由なども含めて誠実に)回答すること.
3.前回団交で「検討する」と回答した項目について,検討済みのものがあれば,
回答すること.以下その項目,
3-1.決算書の開示
3-2.有給休暇の日数について具体的に提示する
3-3.有給の産休・育児休暇規定の作成
3-4.健康診断の無料での実施
3-5.組合の掲示板の設置およびニュースを置く場所の確保
二回目の団交は10月中の土曜日を予定しております.日程が確定したらお知らせ します.関大に出講している組合員は,一人でも多く参加しましょう.
関西圏大学非常勤講師組合
関大支部長 内藤義博